こんにちは。
(一財)生涯学習開発財団認定プロフェッショナル・コーチの長井です。
ついに今年のカレンダーもあと1枚だけになってしまいました。
あなたにとって2025年はどんな年だったでしょう?
このここいち便りは隔週金曜日に配信中。次回は12月19日に配信予定です。それまでに今年を振り返って総括してみませんか?たかが拙メルマガですが、そんなふうに自分に期限を設定するのも悪くないかもしれませんよ。
さて、企業活動の中では、機能性とか効率性といったことが求められます。企業に限らず、目的をもった組織活動では、その目的に向かって前進する必要があり、結果を出していくことも問われる以上、いわば当然とも言えます。
が、そればかりを追い求めていると、「人」を「機能」の面からしか見ていない、ということにしばしば陥りがちです。
「あなたにとって、職場の上司・部下・同僚は『機能』ですか、それとも『人』ですか?」
この問いにあなたはどんなふうにお答えになりますか?
「もちろん、『人』として見ている」とお答えになる方も多いでしょう。
しかし、私はコーチング・セッションで同様の会話をした際に、「その言葉の奥には、人は、事業目的を達成するための“機能”であるという前提がないだろうか?」と感じることがしばしばあります。
かくいう私自身も現役サラリーマンだった時は、「彼はよくできる」「あの人は優秀だ」「この人はわかっていない」というような評価が一番見えやすいところにあったような気がします。「彼はいい人だ」という見方もなかったわけではありませんが、相手の仕事の出来栄えについてマイナスの評価をした際に、それを打ち消すようにセットで使っていたことが多かったと思います。そしてこうしたことは私だけではなく、人が役割や生産性で分類される風土が組織全体に共通していました。
この事自体が悪いという気はありません。ある程度は現実的に必要でもあるでしょう。
しかし、人は機能だけで割り切れるほど単純単色なものなのでしょうか。
人には感情も思いもあります。自分自身の中に長い間培ってきた土壌や背景もあるでしょう。人というのはそれらも含めた「Whole」の存在です。それを「機能」という一面だけで切り取ってしまった時、本来築くべき信頼関係が構築できるでしょうか。そして人は「Whole」として扱われた時に最も創造性を発揮するのではないでしょうか。あるいはもっと現実的に問うならば、「私は部下と対話をしている」と言う時、「Whole」ではなく「機能」の面しか対話していないということはないでしょうか。
上に掲げた問いに、絶対正解はないのでしょう。「機能」と「Whole」の両方をバランスさせていくことが現実解だとするなら、そのバランスの比率やさせ方はその人その人が自分で探っていくものなのでしょう。
あなたはどんなバランスで考えますか?
そしてそれによって相手とどんな関係性を築き、どんなチームを創っていきたいですか?
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ここいち便りは教科書ではありません。みなさんが何かを考えたり取り組んだり話し合ったりするきっかけやヒントになればと思っております。リクエスト・異論・ご意見などなど大歓迎ですので、お気軽にお寄せいただければ誠に幸甚です。