こんにちは。
(一財)生涯学習開発財団認定プロフェッショナル・コーチの長井です。
大型連休が明けて3日目。今年は11連休だったなんていう方も珍しくないのでしょう。働き方も休み方も昔とはすっかり様変わりの令和になってきました。
さて、今日は、似たようなタイトルから少し趣を変えて、
2つの記事をお届けします。
1.相手の良いところを20個書き出す
あなたは身の回りに苦手な人がいますか?
どうも相性がよくない。なんだか相手の一挙手一投足が気に入らない。全然話がかみあわない。
そんないろんなことが誰にでもあってもおかしくないと思います。
顔を合わせずに済むものならありがたいのだが。ところが仕事の関係先となるとそう簡単にはいきません。イヤでも付き合わないといけないということは日常的に起こり得ます。
そんな相手の良いところを20個書き出してみませんか?
アイツのいいところなんか一つもないよ、と言いたいところかもしれませんが、物は考えようです。たとえば仕事が遅いという人は、慎重で手堅い進め方をしているのかもしれません。一言多くてカチンと来るという人だって、積極的で表現力が豊か、腹蔵なく全部をしゃべってくれる人という捉え方もありえるでしょう。
物事は何でも表と裏が一体です。欠点として気になることは裏返してみればいい面として解釈することも可能です。ひょっとすると、こちらが相手のことを悪い方からばかり見ていたのかもしれません。あるいは、一生懸命探してみたら、これまで見えてなかった相手の良いところが見えてくるかもしれません。きっと、自分の見る姿勢で見え方は全然変わってくることに気が付かれることでしょう。
さらに、「20個書き出す」のは結構大変です。この人良いなあと思っている人だって、なかなか20個書き出せないかもしれません。10個過ぎあたりでもうこれ以上はない、と思ってからもう一絞りして20個書き出す。そんなことをしていると、気がつけば案外その人のことがもうイヤでなくなっているなんてこともあるかもしれませんよ。騙されたと思って是非一度試してみてください。
2.願いを100個書き出す
これはいろいろ思い悩んでいた数年前に人から勧められてやってみた「100の予祝」という取組です。「願いを100個書き出せたらそれは必ず実現する。いや、もう実現したも同然」と勧められたのです。
私は、仕事のことや人間関係、家族のこと、自分自身のあり方など、一生懸命書き出したのですが、これも上記同様100個書き出すのは並大抵ではありません。100どころかそのはるか手前で行き詰まってしまいました。
で、その人に聞いてみたところ、「いや、とにかく100個書き出すことに意味がある。叶えたいなら何が何でも100個書き出すこと」と言われ、再びその作業に向かいました。
そうすると、たとえば、「この人との人間関係を改善したい」というような願いのタイトルそのものは、あるところからもう増やしようがなくなるのですが、今度はその具体的な内容に考えが行くようになりました。
たとえば「人間関係を改善する」というのは具体的にどうなっていれば改善されたと思えるのか、笑顔で会話がしたい、と言ってもそれはどういう場面でどんな会話がしたいのか、そのためにはまず何が叶えられていればいいのか、といった具合です。
これは、なんとなく漠然と思っていたことの輪郭をクリアにしていく作業なのだと気が付きました。「幸せになれたら良いなあ」では何も進まなくて、その具体的なことを一つ一つ明らかにし、それに向かって進んでいくこと。それが「100の予祝」の意味なのだと私は理解しました。
また、そうやって取組をしていくと、当初「願い」のように見えたことが実はそうでもないことに気がついたり、「本当の願い」と「叶えられなくてもいいこと」の区別がついていったりしました。
結果的に、この時の私の「100の予祝」は大半が叶えられ、一部叶えられなかったものもありますが、それはどうでもいいものとして手放すことができました。
これも、私の実体験を持って、ぜひあなたにお勧めしたいと思います。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ここいち便りは教科書ではありません。みなさんが何かを考えたり取り組んだり話し合ったりするきっかけやヒントになればと思っております。リクエスト・異論・ご意見などなど大歓迎ですので、お気軽にお寄せいただければ誠に幸甚です。